中学受験 ②

娘の意思。これが一番重要である。親が行かせたいといくら願っても、本人が行きたいと思わなければ始まらない。

無理に行かせるなんて、親の自己満足、横暴である。もしかしたらその学校の在校生にも何人かいるのかもしれないが。

オープンキャンパスが終わって、帰りの車の中では娘は行く気満々?か80%は行く方向。

80%!?

100%じゃないの?

私の正直な気持ちだった。

公立中学校に行けば当然無償。でもわざわざお金を出して、田舎から出して都会の学校に行かせる。良いではないか。「お父さんありがとう!」ではないのか?

当の本人は、お金の問題など関係がないらしい。

親元を離れ、小学校の友達と別れて全く新しい友人関係を築くことへの不安、悲しみ。そういうことに娘は一番懸念を示した。

小学校の友達と完全に決別しなくとも、文通やSNSを利用して関係性は十分保てるし、新しいことをするにあたっては新しい人間関係を築くのは当然のこと。これは社会でも要求されること。そういう経験を中学生になる時から積むことによって自分自身が成長し、世界が変わると、親父。

そういった経験は、これからでも出来ることだからわざわざ中学生なりたてで経験するまでもなく、中学校生活は小学校で友達だった子たちとおくりたいと、娘。

妻、「娘がそう思うのは当然。仕方がないこと。」と。

在校生たちのあのキラキラした様子を見て、寮のあの勉学に適した環境を見て、なぜ私も行きたいと思わないのか?親父は頭の中がクエスチョンマークだらけ。

もう、それも通り越して悲しくなりました。

でも、通学するのは本人。親ではない。

やるせない。

そんなものか、今の若者は。

小さい頃は、抑圧されてばかりの私。

親の言っていることは絶対。逆らうことはNG。親から言われたようにやらないと露骨に嫌悪感を示される。小学低学年では、目標パージまでやり切るまでやらされた。泣きながら。泣かされながら。そういう親の態度は当然だと思っていた。親が示したレールに乗らなければならない。でも、途中からそのレールを見失った。

そんな私だった。

だから私も自分の娘が親の言うことに従わないのはおかしいと思っていた。

それを真っ向から否定したのは、妻。親の言うことに従うだけでは良くないし、今の時代の潮流ではありえないこと。選択権はあくまで娘本人である、と。

時代は、変わったのですね。

やっていられなくなりました。

でもBRおじさんさん、この記事のはじめに「娘が決めること」って書いてありましたよ。なんか、矛盾してませんか?

世の中、矛盾ばかりじゃないですか。当たり前ですよ。


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